■1993年に導入
FA制度は1993年に開始。この年にはドラフト会議も大学・社会人選手の1位と2位に限り入りたい球団を決定できる「逆指名ドラフト」も導入された。
これは当時巨人のトップだった“ナベツネ”こと渡辺恒雄氏(2024年死去)が「認めないのなら、西武ライオンズと新リーグを作る」という構想をちらつかせ、認めさせたといわれている。
FAは選手に移籍の権利を認めるものだが、日本では「出ていく」と受け取るケースも多く、否定的な見解を持つファンもいる。
人的補償や通称「有原式FA」と呼ばれるポスティングシステムの抜け穴など、グレーゾーンもあるNPBのルール。そろそろ見直す時期に来ているのでは。
【今回の動画】小林氏がFA制度を徹底解説
■執筆者プロフィール
佐藤俊治。野球ライター。Sirabeeには2015年11月から参画し、月40本程度プロ野球関連記事を執筆中。YouTubeで発信する野球評論家ウォッチャーでもある。野球は高校からメジャーまで年間50か所以上で現地観戦。プロ野球の贔屓チームはなく、どこのチームのファンでもない。「あの選手、あそこに行ったんだ」という目線で見守っている。
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)