
トッテナム・ホットスパー所属の日本代表DF高井幸大は、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズの登録メンバー外に。新天地での序列低下が心配される一方、韓国ではトッテナムから川崎フロンターレに支払われた10億円規模の移籍金に再び注目が集まっているようだ。
韓国『マイデイリー』は4日に「高井はCLでチャンスを得られない」と、登録メンバー漏れを報道。ホームグロウン枠を巡る規定との兼ね合いや、加入直後から負傷離脱している高井の現状に触れた上で、以下のように批判している。
「彼は川崎からトッテナムへ移籍したが、移籍金は500万ポンド(約10億円)と、Jリーグから海外クラブへの移籍で日本人選手歴代最高額だ。しかし、怪我の影響で公式戦に出場しておらず、CL登録メンバーからも外れた。彼に対する日本での期待の声は誤っている。10億円は多すぎる」
8月下旬にボールを使った屋外でのトレーニングを再開したものの、依然として復帰に時間を要している高井だが、レギュラー奪取は極めて難しい状況。トッテナムのセンターバック陣では、ミッキー・ファン・デ・フェンとクリスティアン・ロメロがレギュラーに定着。クロアチア代表のルカ・ヴシュコヴィッチはハンブルガーSVへ期限付き移籍した。
ただ、『フットボール・ファンキャスト』の報道によると、前十字靭帯断裂という大怪我で離脱中のラドゥ・ドラグシンは間もなくトップチームのトレーニングに復帰する見込み。ケヴィン・ダンソも控えているだけに、高井はベンチ入り枠を巡る争いに加わる模様。5番手に甘んじる可能性も考えられる。