冨安健洋 写真:Getty Images

 日本代表DF冨安健洋は2025年7月、プレミアリーグ所属アーセナルを契約解除により退団。現在は日本国内でリハビリに励んでいるが、ミランからの関心が報じられているほか、FW前田大然ら擁するスコットランド1部セルティックに対して同選手の獲得を勧める意見も飛んでいる。

 英メディア『Acsom』は3日、セルティックの補強戦略を特集。FWケレチ・イヘアナチョや日本代表FW山田新を獲得した前線の事情に触れた上で、「ストライカーやウイングを探すなか、右サイドバックが補強ポイントから抜け落ちている」と指摘。同ポジションを本職とする選手ではDFアリスター・ジョンストンが負傷離脱中であり、かつ現時点で起用可能な選手がDFアンソニー・ラルストンしかいないことから、冨安の獲得の必要性についてこう綴っている。

 「冨安はフリーだが、怪我に悩まされているとはいえ、2026年1月までにセルティックが獲得できる最高の右サイドバックと言える。アーセナルで一緒にプレーした時間は限られていたが、キーラン・ティアニーとはある程度の接点はあるはずだ」

 「何よりも重要なのは、過去のセルティック所属選手たちと同様に、キャリアを再構築するためのプラットフォームは、プレミアリーグを離れた彼にとって必要なことだ。11月に27歳になる冨安には、まだキャリアを軌道に乗せるための若さがある」

 「セルティックは、彼のようにトップレベルで活躍できる実力を示しながらも苦境に陥った選手を獲得し、復活させてきた実績がある。それに彼が加わることにより、前田大然が1月以降もセルティックに残るよう説得されるかもしれない」

 冨安は度重なる負傷離脱もあり、2025/26シーズン開幕前にアーセナルを退団。7月に『内田篤人のフットボールタイム』(DAZN制作)へ出演した時点では、自身の去就について「(オファーは)ゼロです」「僕がエージェントに聞いていないというのもあります。あとは、リハビリに集中したいので考えていないというのもあります」などと語っていた。