ムリーロ 写真:Getty Images

 来2026年夏は、ラ・リーガのバルセロナにとって補強の面で極めて重要な時期となるのかもしれない。ハンジ・フリック監督が率いるチームは、センターバックとストライカーという2つの大きな補強ポイントに取り組む必要がある。

 バルセロナは、8月にDFイニゴ・マルティネスがをサウジ・プロフェッショナルリーグのアル・ナスルへ移籍させたことで後任が必要となっており、さらにFWロベルト・レバンドフスキも今2025/26シーズン終了後に退団する見込みだ。

 その中で同クラブは、プレミアリーグのノッティンガム・フォレスト所属のブラジル代表DFムリーロを2026年の有力獲得候補として注視しているようだ。

 UKメディア『CaughtOffside』は、バルセロナが同選手に強い関心を示していると伝えている。23歳のムリーロは2023年にプレミアリーグへ移籍して以来、安定した活躍を見せており、来夏の移籍市場でも注目を集める存在となる可能性がある。

 バルセロナは1年以上前からムリーロを追跡しており、少なくとも2024年3月の時点で関心を寄せていたとされる。来夏の移籍市場で具体的な行動に出る可能性はあるが、アーセナルを含む複数クラブとの競争に直面することも予想されている。

 一方で、同メディアは、ノッティンガム・フォレストがムリーロの状況を冷静に見守っており、7000万〜8000万ユーロ(約121億~約138億円)のオファーが届いた場合には売却に応じる可能性があると報じている。

 バルセロナとしては2026年に補強資金を確保したい考えだが、ストライカーという高額投資が避けられないポジションも抱えており、新たなセンターバックに同額を投じることは難しい状況にある。

 現時点では、来夏の移籍市場に向けてバルセロナがムリーロへの関心をどこまで強めるかは不透明だ。しかし左利きで23歳という年齢を考慮すれば、DFパウ・クバルシの長期的なパートナーとして適した存在となり得る点で、非常に理想的なターゲットといえる。