
マンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)からレアル・ベティス(スペイン1部)への完全移籍が決まったブラジル代表FWアントニーが、複数クラブからのオファーがあったことを明かしている。スペイン『コープ』が伝えた。
アントニーは2022年に高額な移籍金でアヤックス(オランダ1部)からユナイテッドに加わったものの、ピッチ外での問題もあり、金額に見合った活躍を披露できず。今年1月にベティスにレンタル移籍で加わると、キレのあるドリブル突破など輝きを取り戻していた。
今年6月にはブラジル代表にも復帰していたアントニーは、移籍市場最終日にベティスへの完全移籍が成立。今夏にフランス代表FWキングスレー・コマンなどが退団したバイエルン・ミュンヘン(ドイツ1部)からベティスよりも高額な年俸のオファーが届いていたものの、断ったことを明かした。
「バイエルンとは話をしたよ。700万ユーロ(約12億1000万円)だったかは分からないけど、ベティスと口頭約束していて、すでに95%決まっていたから、その約束を守ることを伝えたんだ。この決断を下してとても気持ちが落ち着いているよ。ベティスで本当に幸せだからね。ほかにも5つ以上のクラブから連絡があったよ」
また、移籍が決まるまでの日々は「家族はとても喜んでいるよ。彼らと離れているのは本当に辛いし、40日以上もホテルで1人で過ごすのはすごく苦しかった。妻はセビージャで待ってくれていて、僕は彼女に第一希望はベティスだと伝えていたんだ」と長かったことを明かしている。