
スコティッシュ・プレミアシップのセルティックは今2025年夏の移籍市場で混乱を極め、指揮官のブレンダン・ロジャーズ監督はその状況に強い不満を抱いているのかもしれない。元セルティックのストライカーであるクリス・サットン氏(2006年引退)は、ロジャーズ監督がクラブの対応に失望し、辞任を考えても不思議ではないと指摘している。
スコットランドメディア『The Daily Record』は、サットン氏がロジャーズ監督はクラブの補強方針に対して「野心」を求める発言をしたことを取り上げ、これはクラブ幹部への挑戦であると解釈していると伝えた。また、FWアダム・イダのスウォンジー・シティ(イングランド2部)への放出後にストライカーの補強が行われなかったことを「馬鹿げている」と批判し、クラブの移籍戦略に疑問を呈していることも伝えた。
サットン氏は、ロジャーズ監督がクラブに裏切られたと感じている可能性が高いと述べ、辞任する権利があると考えている。しかし、ロジャーズ監督が留まっているのは、前回のセルティック退任時の物議を醸した経緯から、責任感からきているのではないかとも指摘している。
サットン氏は、クラブがロジャーズ監督の要求に応えない限り、契約延長の話は進まないだろうと警告している。同監督が求める補強が実現しなければ、クラブと監督の関係はさらに悪化する可能性がある。
サットン氏の指摘は、セルティックの移籍戦略とクラブ運営に対する厳しい批判を含んでおり、今後の展開に注目が集まる。