暦の上では秋に入る9月だが、今年も各地で猛暑日となる地域が続出している。このほど編集部が行った調査でも、近年の猛暑で人々の認識が変わってきたことが判明した。

■約9割「9月はまだ夏だと思う」

Sirabee編集部が全国の10〜60代の男女635名を対象に調査を実施したところ、「9月はまだ夏だと思う」と回答した人は86.3%だった。

9月はまだ夏だと思うグラフ
(画像=『Sirabee』より引用)
圧倒的多数の人が、9月を夏の延長だと感じていることがわかる。暑さが続くために、なかなか秋とは思えないのだろう。

■半袖が欠かせない

9月の暑さを訴える40代女性は、「9月に入っても、まったく秋を感じられません。外を歩けば汗だくになり、まだまだ半袖が欠かせられないからです。とくに通勤時は電車の中も混んで蒸し暑く、毎朝ぐったりしてしまいます。暦の上では秋といっても、感覚的には夏真っ盛りという印象が強いですね」と話す。

近年はさらなる暑さを実感しているようで、「さらにここ数年は温暖化の影響で、夏が以前より長引いていると実感しています。昔はお盆を過ぎれば少し涼しくなった印象がありますが、最近は9月いっぱいまで真夏のような暑さが続いていて…。夜になっても気温が下がらず、エアコンを使い続けざるを得ませんね」と続けた。

■季節感を大切にしたいけれど

秋だと思うようにしている30代女性は、「私は季節感を大切にしたいので、9月に入るともう秋だとの感覚を持つようにしているんです。たとえ外が暑くても、気持ちだけは秋でいたいと思っています。部屋のインテリアを秋らしく変えるなどして、季節を先取りするようにしているんです」と語る。

暑い日が続いているのは理解しているようで、「ただ最近では残暑が厳しく、暦と体感のギャップがどんどん広がっている気がします。体感的に9月は、真夏の延長のような気がして…。そのような状況であるからこそ、わざと秋らしさを意識しているのかもしれません」とも話していた。