2日に楽天モバイルパーク宮城で行われた埼玉西武ライオンズ対東北楽天ゴールデンイーグルスの一戦。その7回表、楽天の三塁手・フランコの“脱力した”守備に、解説席にいた平石洋介氏が「喝」を入れた。
■西武・セデーニョのサードゴロ
2対0とライオンズ優勢で迎えた7回表、先頭打者の西武・セデーニョは初球をひっかけサードゴロに。
三塁手・フランコは、がっちりボールをキャッチするとスピーディに投球動作へ移らず、ゆったりとノーステップでファーストに送球した。
■鈴木大地と衝突
しかしその際、ボールが本塁側へ逸れ、一塁手の鈴木大地はバランスを崩しつつバンザイポーズでどうにか捕球。その瞬間、走り込んできた打者・セデーニョと衝突してしまう。
セデーニョはぶつかった鈴木が転倒しないよう、抱きつくようにして衝撃を吸収。その後、両者が笑顔を見せるとスタジアムからは安堵の声が上がった。
■「本当に大怪我に繋がる」と平石氏
送球はズレたがフランコの強肩もあって判定はアウト。
実況アナが「ちょっといま交錯しそうになりましたが…(笑)」とホッと一息つくと、解説の元イーグルス監督・平石氏は、「これはね…セデーニョ選手が優しいからいいんですけど、本当に勢いよく来たら鈴木大地選手は怪我しますからね」と指摘。
「(フランコが)もっとしっかり送球をやらないと。本当に大怪我に繋がりますからね。あんなおっきい選手が来るんですから…」と怒りを滲ませつつフランコのプレーに喝を入れた。
■「平石さんがお怒りです!」と反響
ネットでもこのシーンに注目が集まっており、「昔の外国人だったらはね飛ばしてたよ」「メジャーだったらバチコーンいってるよな」「セデーニョも鈴木大地も怪我しなくて良かった」などの声が複数上がっている。
一方、「今日の解説聞きやすい」「解説的確かつわかりやすすぎる」「平石さんがお怒りです!」と的確な解説を続ける平石氏に対し称賛の声も散見された。
この試合、楽天は相手投手・今井達也を全く攻略できず2対0の完封負け。一時はCS争い繰り広げた3位オリックスとは5ゲーム差(試合終了時点)と厳しい状況が続く。
■著者プロフィール
キモカメコ佐藤(@peyangtaneda)。1982年東京都生まれ、sirabee編集部記者。
政治・経済系出版社、『1UP情報局』『ねとらぼ』編集部などを経て現職。格闘技やプロ野球のほか、コスプレ、メイド、秋葉原文化を長年取材してきたオタク記者。今シーズンも東北楽天ゴールデンイーグルスのほぼ全試合を視聴中。
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(文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)