元阪神タイガースの掛布雅之氏が1日、自身のYouTubeチャンネル『掛布雅之の憧球』を更新。阪神タイガースのクライマックスシリーズについて持論を展開した。

【今回の動画】クライマックスシリーズの展望を徹底分析する掛布氏

■掛布氏が先週の阪神を振り返る

掛布氏が8月26日~31日までの阪神タイガースを振り返った今回の動画。8月29日から行われた読売ジャイアンツ戦を中心に解説をしていく。

その後、話題はクライマックスシリーズに。阪神がファイナルステージからの登場になるという前提のもと「競り勝ってくるチームに相当な気持ちを持って戦っていかないと、結構厳しい戦い方になると思う」と分析した。

■CSでも負けない?

一方で掛布氏は「今日のゲームを見たときに、巨人がCSに出てきても、6試合戦って4つ負けることはないなと思った」とも指摘。

スタッフが「才木浩人が打たれたときは、『ちょっとあれと思った』」と語ると、「あれと思ったんだけどね。 終わってみたらCSで6試合戦って、今の巨人が阪神に4つ勝てるとは思えない。 小さなプレーの差が出すぎるからね」と阪神と巨人には「かなりの差がある」と分析する。

そのうえで「阪神自体も安心することなく、優勝してからのゲームを大切にしてもらいたいなという気持ちが非常に強い」と語っていた。

■阪神に大きく負け越した巨人

2025年、阪神対巨人の対戦成績は、阪神の17勝7敗。昨年は12勝12敗で、巨人が9月直接対決に勝利し、優勝を確実なものとしたが、今季はタイガースに大きく負け越しており、苦しい状況に陥った大きな要因になった。

クライマックスシリーズは読売ジャイアンツ、横浜DeNAベイスターズ、広島東洋カープ、中日ドラゴンズに可能性があり、現在争っている状況だ。なお阪神はDeNAと広島にも大きく勝ち越しているが、中日には8勝9敗と負け越している。

巨人としてはクライマックスシリーズファイナルに進出し、意地を見せたいところ。一方阪神は、ぶっちぎりでの優勝が確実だけに、どこのチームが来ても「負けられない」状況だ。