元阪急ブレーブス、オリックス・ブルーウェーブ選手で、北海道日本ハムファイターズなどで投手コーチを務めた佐藤義則氏が1日、YouTube『佐藤義則チャンネル』を更新。読売ジャイアンツ投手陣に苦言を呈した。

【今回の動画】佐藤氏が巨人投手陣に苦言

■8月31日の試合を解説

佐藤氏が8月31日の阪神対巨人戦を振り返った今回の動画。試合は7回に巨人が阪神エースの才木浩人を攻め、大城卓三とキャベッジのタイムリーで逆転し、試合を優位に進めるかと思われた。

ところがリリーフに出た中川皓太が近本光司に39打席ぶりのヒットを許すなどしてピンチを迎え、中野拓夢、森下翔太、佐藤輝明に連続タイムリーを浴び、逆転負け。いずれも不安定な外野守備で、悔しい敗戦となった。

■阿部監督の采配を疑問視

逆転を許した中川について佐藤氏は「打たれて当然なピッチングに見えた。今の阪神の勢いには止められないっていうピッチングだよね。近本なんか、あれだけ打ってなかったのが、ピッチャーが代わってツーベースを打てたというね」とバッサリ。

さらに中川を交代させなかった阿部慎之助監督にも「同点になった時点で代えられなかったのか。4本も長打たれているのに代えなかった。諦めたのかと思っちゃうけど、それしかピッチャーがいなかったのかどうか。まだベンチにいっぱい投手がいるはずなのに、代えられなかった」と疑問視した。

■巨人投手陣は「不甲斐ない」

巨人の投手陣に「巨人にしたら残念な結果。点数を取っても、取られる。 それも逆転されるまで取られてしまう。不甲斐ないよな」と指摘。

続けて「初戦は勝ったけど、昨日のフォアボールの数とかね。いろんなことを加味したら、不甲斐なさすぎるよな、ピッチャーが」と苦言を呈した。

■7勝17敗と負け越し

8月31日終了時点で、巨人のチーム防御率はリーグ2位の2.72。決して悪い数字ではない。また、逆転を許した中川も52試合に登板して防御率2.47と、好成績だ。

しかし全体的に阪神戦で投手陣が打ち込まれることも多く、対戦成績は7勝17敗と大きく負け越し。ライバルに対し歯が立たない状況に、巨人ファンからも佐藤氏同様、SNSなどで厳しい言葉が上がっている。