
9月の日本代表メンバーから落選したFW中村敬斗は、ラ・リーガ所属ビジャレアルへの移籍が破談に終わったものの、依然としてスタッド・ランス退団を望んでいる模様。トルコ1部ベシクタシュ移籍の可能性が取りざたされるなか、同選手のSNSが再び話題に。日本ツアー不参加時のインスタグラム投稿に関する騒動につづき、クラブ首脳陣との対立姿勢が鮮明になっている。
中村は7月末、インスタグラムでランス関連の投稿をすべて削除すると、8月には自身の去就を巡る意見でランス幹部と対立していることが明らかに。フランス2部リーグ開幕から全試合でベンチ外と、チームに合流していないとみられる。
日本代表MF守田英正所属のスポルティングCP、DF冨安健洋の古巣ボローニャからの関心も報じられた中村だが、『レキップ』をはじめフランスの複数メディアが移籍ウィンドウ最終日の9月1日に伝えたところによると、、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場クラブのビジャレアルが同選手の獲得に向けて、ランスへ1800万ユーロ(約30億円)のオファーを提示。しかし、ランスはこれを拒否したことにより、移籍ウィンドウ最終日での交渉は破談に終わったという。
このランスの対応に批判が集中しているが、中村のインスタグラムアカウントでは、2日時点でビジャレアル移籍の可能性を報じる現地メディア『Reims VDT』のSNS投稿に「いいね」が押されている状況。この行為は、本人がランス退団へのこだわりを捨てていないことの現れとみられる。
イギリス、フランス、ドイツ、イタリアなど欧州主要リーグでは1日に移籍ウィンドウが終了したが、トルコは12日まで開いている状況。ベルギーなど一部リーグでも終了まで時間が残されているが、同選手の去就はランスの対応に左右されそうだ。