
横浜F・マリノスはYBCルヴァンカップ準々決勝で柏レイソルと対戦。1stレグは9月3日にホームの日産スタジアムで開催されるが、同スタジアムでは8月末にロックバンド「ONE OK ROCK(ワンオクロック)」によるライブが開催。試合前からピッチコンディション悪化の可能性が指摘されている。
ワンオクロックのライブでは、日産スタジアムにおよそ70,000人のファンが来場。ボーカルのTakaは30日、インスタグラムでスタジアムの様子をアップし、「初日。日産スタジアム。さすがに70,000人の熱気はエグい」と投稿しているが、投稿画像を見ると、ピッチレベルにも多くのファンが詰めかけている様子がうかがえる。
ワンオクロックのライブは8月30日から2日間の日程で行われたが、そこから中2日での横浜FM戦開催であるだけに、芝の状態が悪化している可能性は十分考えられるところ。出場選手の怪我のリスクが心配される。
日産スタジアムでは、有名アーティスト等による音楽ライブが度々開催されているが、ライブが行われる度にピッチコンディション、芝の状態を巡る議論が白熱。同スタジアムの所有者は横浜市であり、運用を担うのは「横浜市スポーツ協会・横浜マリノス・管理JV共同事業体」。横浜FMの持ち物ではないだけに、ライブ開催の制限は現時点で難しいと言える。
なお横浜FM対柏では、FW細谷真大(柏)が日本代表招集により欠場する。サッカーの試合と音楽ライブの開催に関する問題を巡っては、SNS上での議論や一部での批判投稿も見受けられるが、問題解決には時間を要する見込みだ。