井上健太 写真:Getty Images

 横浜F・マリノスは9月3日に日産スタジアムで開催されるYBCルヴァンカップ準々決勝で柏レイソルと対戦。横浜FM所属MF井上健太のSNSに再び異変が起こっている。

 井上はスティーブ・ホーランド、パトリック・キスノーボ両監督のもとでコンスタントにプレー。現在の大島監督体制も含めて、J1リーグ戦21試合で出場しているが、一時ベンチスタートが続いていたFWエウベル(現鹿島アントラーズ)のスタメン起用を求める声が噴出。6月11日に行われた天皇杯2回戦(対ラインメール青森)でラフプレーから警告を受けるなど、一部のプレーで精彩を欠いていた。

 SNSでの批判的な書き込みが相次ぎ、6月にインスタグラムのコメント欄を閉じていた井上だが、柏戦前の時点で過去のインスタグラム投稿がすべて削除されている状態。全削除のタイミングは不明だが、少なくとも6月以降とみられる。

 その井上は、8月16日の清水エスパルス戦で途中出場したが、23日の町田ゼルビア戦から2試合つづけて出番なし。今夏の移籍ウィンドウでFWアンデルソン・ロペス、FWヤン・マテウス、エウベルとブラジル人3選手がチームを去ったが、30日のヴィッセル神戸戦ではFW宮市亮、FW谷村海那、FWジョルディ・クルークスが前線3トップでスタメン出場。FWディーン・デイビッド、FWユーリ・アラウージョが途中出場した一方、井上はベンチ外だった。

 Jリーグでは、以前から選手、クラブ等を標的にしたネット上での批判や誹謗中傷が深刻な問題としてクローズアップされている。井上がインスタグラム投稿をすべて削除した背景は明らかになっていないが、SNS上でのサポーターからの激励や応援コメントが同選手を後押しするのは確かだ。