
プレミアリーグのマンチェスター・シティは今2025年夏の移籍市場で最後の補強を行った。今回の契約により、チームの陣容が確定することとなった。
シティはリーグ・アンのパリ・サンジェルマン(PSG)から、イタリア代表のGKジャンルイジ・ドンナルンマを移籍金2,600万ポンド(約51億7,113万円)で獲得したと9月1日に発表した。
UKメディア『ManchesterWorld』は、新加入のドンナルンマはシティで99番を着用すると伝えた。この番号は自身の生年を象徴し、セリエAのミラン時代(2015-2021)から背負っていた特別な番号である。PSG在籍時(2021-2025)はリーグ・アンの規定により1番を着用していたが、再び慣れ親しんだ番号を選ぶことができた。
同メディアは、移籍成立後にドンナルンマが「シティに加入できたことは特別で誇らしい瞬間だ。世界最高の才能が集まるチームで、史上最高の監督のひとりであるジョゼップ・グアルディオラ監督の下でプレーできることは大きな名誉だ」と語ったと伝えた。
さらに「長年このクラブを見てきたので、自分がその一員になれたことは特権だ。新しい仲間やファンに会えることを楽しみにしている。エティハド・スタジアムでプレーするのは特別なことになる」と意気込みを示した。
同メディアは、ドンナルンマがシティのホーム、エティハド・スタジアムで5年契約にサインし、さらに1年延長のオプションが付随していると伝えた。
シティは8月初旬にGKエデルソンが退団に前向きであることを把握し、ドンナルンマを理想的な後継者と判断。エデルソンは2日にトルコ1部のフェネルバフチェへ1,200万ポンド(約23億7,627万円)で完全移籍し、その後にドンナルンマの契約が正式発表された。
ドンナルンマは、プレミアリーグのバーンリーから2,700万ポンド(約53億5,866万円)で復帰したGKジェームズ・トラフォードと正守護神の座を争うことになる。