元広島東洋カープ監督の達川光男氏が8月31日、元読売ジャイアンツ・江川卓氏のYouTubeチャンネル『江川卓のたかされ』に出演。歴代最高の投手について語った。
■達川氏がベストナインを選定
動画ではゲスト出演した達川氏が歴代ベストナインを決定。同世代の江川氏とトークをしながら、選んでいく。
キャッチャーには元東京ヤクルトスワローズの古田敦也氏を挙げる。理由を質問されると「古田は上手い。走攻守全部揃っとるね。キャッチングもうまいし、フレーミングなんかも天才的なところがあるし、ワンバウンド捕球もうまい」と説明する。
また、「バッティングもね、 2年目には首位打者を取っているし」と高く評価した。
■DHに選んだのは…
その後内野を選び、外野に言及。広島東洋カープ時代の教え子である金本知憲と前田智徳氏、そして阪神タイガースの赤星憲広氏を挙げる。
また、指名打者には「門田博光さんだろうな、凄かった。ワシは門田さんのバッティング練習(を見たけど)、バッターボックスで170cmの人が『ホームランしか狙わん』っていうのがさ」と元南海ホークスの門田博光氏を挙げていた。
■歴代最高の投手は?
歴代最高のピッチャーには「北別府学だね」と元広島で200勝投手の北別府学氏を選ぶ。
理由については「やっぱり受けさせてもらった人間として、誇りに思うね。 あのコントロールは凄い。縫い目1つじゃないけえね、半紙1枚」と絶賛した。
達川氏によると「半紙1枚」と言ったのは際どい判定をした審判だそうで、エピソードを紹介すると、江川氏は驚きの声を上げていた。
■広島生え抜きトップの213勝
北別府氏は宮崎の都城農業高校から1975年のドラフト1位でカープに入団。78年から88年まで11年連続二桁勝利を達成し、最多勝と沢村賞を2度獲得。通算勝利数は広島生え抜きトップの213勝を記録した
非常にコントロールが良く、スライダーとシュート、そしてカーブなどをコントロールよく投げるスタイルから「精密機械」と呼ばれることもあった。
引退後は広島を中心に解説者として活躍。2023年に惜しまれつつ他界した。
■達川氏が歴代最高の投手を語る
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)