元日本ハムファイターズ、福岡ダイエーホークス、中日ドラゴンズ、読売ジャイアンツ投手で野球解説者の武田一浩氏が8月31日、『武田一浩チャンネル』に出演。ロサンゼルス・ドジャース大谷翔平のカーブを絶賛した。
■大谷の投球を絶賛
大谷が749日ぶりに勝利した8月27日のピッチングを振り返った今回の動画。
武田氏はこの試合で大谷が多用したカーブについて「今までで1番良い。故障前はスイーパーが有効だったからね。でもやっぱ負担を考えたらカーブのほうがいいよ、カーブがすごい良くなったよ」と絶賛した。
■カーブの有効性を解説
スタッフはドジャースの投手ブレイク・スネルも「カーブを多用していた」と指摘。すると武田氏は「カーブは有効なんじゃないかな? 投げるピッチャーが少ないからね」と解説する。
続けて「カーブが重宝されるときってあるじゃん。日本シリーズとかでもカーブが有効なときがある。 あんまり見たことない球なんだよ、今は。小さい変化、横に滑る変化が多いから。ああいう、顔が上がるカーブは有効。大谷はこれからも投げると思う」と語った。
■大谷のカーブに太鼓判
大谷が「なぜカーブを投げるようになったか」を解説した武田氏は、「カーブのあとのストレートは、やっぱり速く見える。もうみんな振れてない」と指摘。
さらに「大谷は背も大きいし、カーブがやっぱ曲がり幅が大きいから。前よりドロンっていう感じじゃなくて、曲がり始めてから速くなるみたいなカーブだから、空振りが取れる」と絶賛していた。
■カーショウの影響も?
大谷がカーブを多用した理由については不明だが、ドジャースのエースで通算221勝左腕クレイトン・カーショウの影響を指摘する声がある。
カーショウはフワッと高く浮き、ベースの前でグッと曲がってストライクゾーンに落ちるカーブが代名詞。投げた瞬間、右打者は「ボール」と判断するが、グイっと曲がってストライクになり、手も足も出ず立ち尽くす。
また、同僚の山本由伸もカーブが得意。今後もカーブを活かした投球を見ることができそうだ。