ガンバ大阪 DF黒川圭介 写真:Getty Images

 ガンバ大阪所属DF黒川圭介の元チームメイトであるFW大久保優が、豪州2部NWSスピリットから香港1部の東方足球隊へ移籍。AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)の舞台で黒川と再会し、G大阪に脅威を与えるかもしれない。

 現在28歳の大久保は、京都JマルカFC、京都JマルカFCジュニアユース、東山高校を経て、2016年から関西大学でプレー。関西大学では黒川とチームメイトだったが、大学卒業時の2020年にガイナーレ鳥取へ加入する。

 プロ1年目にJ3リーグ戦でハットトリックを達成するなど、鳥取では順調なスタートを切ったものの、2022年6月に左膝前十字靭帯損傷で長期離脱。2023年に復帰したが、同シーズンはJ3リーグ戦16試合の出場で2ゴールという結果に終わり、シーズン終了後に契約満了を告げられた。

 鳥取退団後の2024年2月に豪州2部のヒルズ・ユナイテッドFCへ移籍した大久保だが、海外挑戦1年目にリーグ戦29試合の出場で13ゴールと結果を残すと、2025年にNWSスピリットへ加入。2025シーズンもリーグ戦28試合の出場で16ゴール4アシストと絶対的ストライカ-として活躍していた。

 そんな中、NWSスピリットは8月31日に大久保の退団を公式発表。東方足球隊への完全移籍が正式決定したが、一定額の移籍金を受け取ることも明らかにしている。

 その東方足球隊はACL2・2025/26シーズンのグループステージでG大阪、ナムディンFC(ベトナム)、ラーチャブリーFC(タイ)と対戦。G大阪とは9月17日に敵地で相対するほか、11月27日にはホームに迎え撃つ。Jリーグクラブとの直接対決において、大久保の活躍次第では金星を手に入れるかもしれない。