
FC東京所属DF安斎颯馬は、8月31日に行われた明治安田J1リーグの名古屋グランパス戦でフル出場。先日、自身のインスタグラムアカウントにおける異変で注目を集めていたが、名古屋戦後のSNSに関するコメントが話題を呼んでいる。
FC東京公式サイトによると、安斎は5月25日のサンフレッチェ広島戦以来となるリーグ戦でのフル出場を終えて、「全力でやるだけだったので、今できる最大限のプレーを出そうと頑張りました」とコメント。直近2カ月にわたり出場機会が減っていたことについて、こう語ったという。
「なかなか試合に絡めない時期が長く続いていたので、自分自身も苦しい想いをしながらずっと試合を観ていました。その間にSNSなどでいろいろなことを言われる時期もありましたが、それでも選手はピッチでプレーをして認めさせることしかできません。ピッチに立ってこそ存在意義を示せると思いますし、次の試合はもちろんですが、負けられない試合が続くので、またピッチに立って頑張りたいと思います」
「SNSなどでいろいろなことを言われる時期もあった」という安斎だが、8月19日までにFC東京の公式インスタグラムアカウントのフォローを解除したほか、アカウントのアイコンを変更したことで一時話題に。Jリーグの移籍ウィンドウ終了間近であっただけに、在籍選手がシーズン途中にクラブ公式SNSアカウントのフォローを外すことは異例であるだけに、FC東京退団の可能性もささやかれていたが、2025シーズン後半戦も同クラブの一員としてプレーしている。
今回のコメント内容を踏まえると、インスタグラムアカウントでの異変の背景には、SNS上での否定的な声が本人のメンタルに影響を与えた可能性も考えられるところ。選手、クラブ等を標的にしたネット上での批判や誹謗中傷が深刻化しているだけに、本人の言葉がこうした問題について改めて考えるきっかけになりそうだ。