例えば、赤ちゃんは数時間ごとに授乳が必要であり、母親の睡眠パターンもそれに合わせて柔軟に変化します。

こうした柔軟性こそが、進化の中で生き延びるための重要な特性でした。

毎晩同じ時間眠ろうと期待することは、かえって現実的ではなく不安を高めることがあります。

眠りの質は日によって揺れ動くものであり、良い日もあればそうでない日もあるのが普通です。

現代人は睡眠不足になりがちで、不眠症を訴える人も多いでしょう。

それを解決するために、いろんな睡眠促進方法を試すこともあるはずです。

しかしきっちりとした睡眠ルールを立てて、それに従うよりも、「眠くなったら寝る、眠くないなら無理に寝ようとしない」ことが逆に適切な睡眠を促してくれるのかもしれません。

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参考文献

These 5 Common Sleep Tips Can Make Insomnia Worse, Expert Warns
https://www.sciencealert.com/these-5-common-sleep-tips-can-make-insomnia-worse-expert-warns

ライター

千野 真吾: 生物学に興味のあるWebライター。普段は読書をするのが趣味で、休みの日には野鳥や動物の写真を撮っています。

編集者

ナゾロジー 編集部