
ジュビロ磐田所属のブラジル人MFグスタボ・シルバは、古巣クラブの同国1部コリンチャンスと裁判で勝訴。一部の未払金問題を巡る法廷闘争に終止符が打たれたが、巨額の賠償金を手に入れる見込みだという。
コリンチャンスとの問題を巡っては、ブラジル『meu timao』が2025年7月に「シルバは2024年7月に肖像権料等の未払いを理由に、コリンチャンスに対して契約解除を要求した」とリポート。これによると、シルバはコリンチャンスを相手取り提訴した後、契約解除に成功したという。
同メディアは2025年8月31日に両者の裁判について再び特集。「コリンチャンスはシルバとの法廷闘争で敗れた。連邦最高裁判所はコリンチャンスの控訴を棄却。選手に830万レアル(約2億,4000万円)の債務を支払うよう命じた」と伝えている。
グスタボは2019年1月にコリチーバからコリンチャンスへ移籍。3度にわたる期限付き移籍を経て、2020年8月にコリンチャンスへ復帰したが、2022年に膝の靭帯損傷という大怪我を負い、1年近く戦列離脱。2023年8月に復帰した後は出場機会を減らし、2024年8月にECヴィトーリアへ移籍している。
ECヴィトーリア移籍後に出場機会を増やし、2025年7月に磐田へ移籍したシルバ。8月2日のブラウブリッツ秋田戦でJ2リーグ戦初出場を果たすと、16日の水戸ホーリーホック戦から3試合つづけてスタメン出場。すでに来日初ゴールも決めているが、コリンチャンスとの間に抱えていた問題が解消されたことも、同選手の活躍を後押ししているはずだ。