
プレミアリーグのアーセナルは今2025年夏の移籍市場で精力的に動き、すでに7選手を獲得している。FWノニ・マドゥエケ、MFエベレチ・エゼ、FWビクトル・ギェケレシュといった攻撃陣を補強した。
そのアーセナルに新たな左ウイングのポジションの選択肢が浮上しているとUKメディア『Arsenal News』が伝えた。クラブに所属するブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスが負傷からの復帰に近づいており、チームに再び加わる見込みとなっているようだ。
ジェズスは年明けから得点力を発揮していたが、昨2024/25シーズンのFAカップ3回戦のマンチェスター・ユナイテッド戦で膝を負傷し、手術を受けた。現在は順調に回復しており、すでに練習場でフィットネス調整に励む姿が確認されている。
ジェズスは、定期的なチーム練習に復帰するまで少なくともあと1か月は必要だが、すでにコンディションは整いつつあるようだ。復帰後はこれまで以上に重要な役割を担う可能性が期待されている。
ジェズスはキャリアを通じて主にセンターフォワードとして起用されてきたが、左ウイングでも38試合で19のゴール関与を記録しており、十分に効果的なプレーを見せている。カウンター時のスピードに加え、細かい足さばきとドリブルで狭いスペースを突破できる能力も持ち合わせている点が特徴だ。
今夏、アーセナルはFWガブリエウ・マルティネッリやMFレアンドロ・トロサールと競える専門的な左ウイングを獲得していない。しかし新加入のマドゥエケやエゼも過去に左サイドでの起用経験があり、今2025/26シーズンのローテーションにおいて有力なオプションとなる見込みだ。
そこにジェズスが加われば、ミケル・アルテタ監督にとっては攻撃陣の幅をさらに広げる大きな武器となるのは間違いないだろう。