サッカー日本代表の森保一監督が28日記者会見に臨み、来月上旬に行われるアメリカ遠征の代表メンバーを発表。その記者会見で上がった「大谷翔平の質問」が、ネットで賛否の声を呼んでいる。
■W杯想定した“予行演習”
アメリカの地で、9月6日にメキシコ代表、9日にアメリカ代表と親善試合を行う日本代表。
アジア以外の強豪国との試合は約2年ぶり。FIFAランキング上位のメキシコ(13位。日本は17位)、アメリカ(同15位)といった2026年ワールドカップ開催国(アメリカ・カナダ・メキシコ共催)相手に、勝利を収められるかが見どころだ。
■「大谷翔平」に絡ませた質問
その記者会見の中、とある女性記者が「来年(2026年ワールドカップ)を考えると、名刺代わりの180分(2試合)になる。どんな名刺を置いてきたいか?」と質問。
続けていまの大谷フィーバーに関連して「メジャーリーグが行われている時期。『大谷翔平選手に負けないよう活躍してくる』とか、何か(意気込みが)あったら教えてください」と、コメントを求めた。
■「『大谷に負けないように』とは全く思っていない」
1つ目の質問に森保監督は、「親善試合でも一戦一戦勝っていく、勝利を目指すということはやりたいと思う」と回答。
大谷に関する質問に対しては「大谷さんは本当に日本国民に夢と希望を与えてくれる素晴らしい野球選手。『大谷さんに負けないように』とは全く思っていませんが、野球、サッカーという同じスポーツというカテゴリーで社会貢献していく仲間だと思っている。サッカーはサッカーから、世界での戦いで日本の皆さんに日本人の誇りをもっていただけるよう我々は全力で戦いたい」と真摯に答えた。
■「大谷ハラスメント」と物議
サッカーに関する会見で、無関係な野球に関する質問。
ネットでは「森保さんと代表へあまりにも失礼すぎる」「こんな事するから余計な論争になるんだろ」「また大谷ハラスメント」「どこの記者ですか?」と物議を醸している。
一方で、質問の狙いを汲み取りながらスマートに回答した森保監督に対し「切り返しが素晴らしい」「大谷超えるようにワールドカップ優勝してください!」と、エールと称賛の声も上がっていた。
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(文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)