
バルセロナ下部組織出身の元U21スペイン代表DFリカルド・サンチェスは、セレッソ大阪移籍の可能性があるとして、一時注目を浴びたが、欧州クラブへの加入が決定。Jリーグ挑戦は幻に終わっている。
事の発端は、サンチェス本人のSNS投稿だった。7月18日、トレーニングに励む様子を捉えた動画をインスタグラムでアップすると、25日にはC大阪のユニフォームを着てピッチに立つ自身の姿を投稿。具体的な言及が無かったものの、C大阪の新戦力となる可能性が取りざたされていた。
しかし、サンチェスは8月12日にポルトガル1部エストリルへの加入が正式決定。エストリルはFW食野亮太郎(現ガンバ大阪)やFWクレーべ(元ジェフユナイテッド千葉、横浜FC)の古巣であり、2024/25シーズンはポルトガル1部リーグで8位と健闘。今季はここまで1分1敗と開幕ダッシュに失敗しているが、バルセロナ下部組織出身のディフェンダーは2試合いずれもベンチ外だった。
現在25歳のサンチェスは、身長175センチで右利き。バルセロナではU18チームまでステップアップしていたものの、トップチーム昇格はならず、2018年にアトレティコ・マドリードU19へ。アトレティコではBチームまで上がったが、バルセロナ時代と同じくトップチーム昇格とはならず、2021年8月にグラナダFCへ完全移籍した。
そのグラナダFCでは、CDルゴールへ期限付き移籍した2021/22シーズンをのぞき、在籍3年間で通算105試合出場10ゴール7アシスト。2024/25シーズンは右サイドバックを中心にスペイン2部リーグ戦22試合でスタメン出場、12試合で途中出場とプレータイムを確保していたが、同シーズン限りで契約満了により退団していた。