
アーセナルはプレミアリーグの開幕節で8月18日にマンチェスター・ユナイテッドに1-0で勝利して好スタートを切り、その後も勢いを持続している。ここ数シーズンで築き上げた安定感は選手やサポーターに自信をもたらし、どの相手にも互角以上に戦えるという雰囲気を漂わせている。
そんな中、UKメディア『Just Arsenal』は、アーセナルがいわゆるトップ6のクラブを相手にした戦績に注目した。2022/23シーズンの開幕以降、アーセナルはトップ6のクラブを相手に22試合連続無敗を維持している。
その内訳は13勝9分で、敗戦は一度もない。得点は44、失点は20、勝ち点は48に達しており、戦術的規律、攻撃の効率性、守備の堅さを証明する数字となっている。
同国メディア『Arsenal Media』によれば、無敗記録が始まって以降のトップ6クラブ同士の対戦成績を集計した順位表では、アーセナルが首位に立っていると伝えている。
この対戦成績でアーセナルに最も迫っているのがリバプールである。リバプールはトップ6相手に20試合を戦い、33ポイントを獲得している。アーセナルには及ばないが、他クラブを上回る成績であり、アーセナルとの直接対決では常に緊張感を生む存在となっている。
アーセナルがエリートクラブとの対戦で無敗を続けてきたことは、サポーターにとって大きな誇りである。リバプールがこの記録に挑む構図は、現在のイングランドサッカーにおける勢力図を示すものでもあり、アーセナルが優勝を狙う上で、どこまでリバプールに通用するのかが問われる一戦となる。