
ブラジル人FWヤン・マテウスは8月29日、横浜F・マリノスからカタールSCへの完全移籍が正式決定。30日開催のカタール1部リーグ戦でデビューを果たし、早速好パフォーマンスを発揮。欧州クラブからの関心も報じられる中、カタールSCは同選手の獲得で移籍金300万ドル(約4億4,000万円)を支払ったという。
ヤン・マテウスは30日開催のアル・アハリ・ドーハ戦で58分からプレー。60分、自らのプレスから相手選手のミスを誘い、FWジョアン・ペドロのゴールを演出するなど、存在感を発揮。海外サイト『Sofa Score』では、10点満点中「7.3」と及第点以上の評価となっているが、31分間のプレーでドリブル成功率100%(2度成功)、パス成功率80%(10本中8本成功)、デュエル勝率100%(3度成功)などと驚異的なスタッツを残している。
現在26歳のヤン・マテウスは、2022年夏、ポルトガルのモレイレンセを期限付き移籍期間満了により退団し、ブラジル1部パルメイラスから横浜FMへ完全移籍しているが、当時『terra』など複数のブラジルメディアは、同選手の獲得で横浜FMの支払った移籍金が300万ユーロ(約4億円)だと報道。「パルメイラスはモレイレンセとヤン・マテウスの保有権を50%ずつ有していたが、モレイレンセの保有権は横浜FMへ移った」と伝えていた。
ブラジル人のフェリペ記者は、カタールSCの支払う移籍金額が300万ドルだと報道。横浜FM移籍時の保有権の割合に関する報道内容も踏まえると、カタールSCがヤン・マテウスの獲得で300万ドルを支払う場合、150万ドル(約2億2,000万円)が横浜FMの収入となり、残りの150万ドルはパルメイラスが手に入れることに。横浜FMは獲得時に4億円程度を支払ったとみられるだけに、半額程度しか回収できなかったと考えられる。