歴史を見ろ。恐怖で支配した政権で、長続きしたものがあるか? スターリン? 死んだ途端に批判された。毛沢東? 文化大革命は今や黒歴史。
石破も同じだ。公認や役職で脅して、一時的に従わせることはできる。でも、人の心は買えない。恨みは蓄積する。そして必ず、爆発する。
どうすればいいのか?正直、わからん。
いや、本当はわかってる。簡単だ。石破が「俺は総裁選で正々堂々と戦う。批判も反対も受けて立つ」と言えばいい。それだけ。でも、できない。なぜか? 負けるから。自信がないから。
だから締め付ける。脅す。これを独裁という。大げさ? いや、これが独裁の始まりだ。最初は小さな締め付け。次は中くらい。気づいたら、誰も何も言えない。それが独裁。
でもね、一つだけ希望がある。日本人は、意外としぶとい。表向き従っても、腹の中では違うこと考えてる。そして選挙がある。石破がいくら脅しても、最後は有権者が決める。
結局、何が言いたいかって
小泉は、少なくとも戦った。郵政民営化という旗を掲げ、反対派と戦い、国民に信を問うた。好き嫌いはある。でも、政治家としては立派だった。
石破は違う。戦ってない。逃げてる。反対派が出る前に潰そうとしてる。これを卑怯という。政治家として最低だ。
まあ、私がいくら吠えても、何も変わらないんだけどね。でも言わずにはいられない。これが今の自民党か、と。情けない。ちなみに、私はかつて自民党員だった。
歴史は繰り返す。恐怖政治は必ず終わる。その時、石破茂という政治家は、どう評価されるか。たぶん、誰も覚えてない。それが一番の皮肉かもしれない。
多くの議員は思っていないか?「こんな男を総裁にしちまった」。そう、それが一番の問題。でも、今更言っても遅い。
ツケは必ず回ってくる。その時、泣くのは国民だ。いつもそうだ。
※ 本記事では、文章の読みやすさを考慮し、敬称略とさせていただきました。
尾藤 克之(コラムニスト・著述家)