高速道路のお盆での渋滞、Uターンラッシュ、長時間の移動――そんな悩みを一気に解消するのが「空飛ぶクルマ」2025年7月、大阪万博で初のデモフライトが行われたこの最新モビリティで、東京〜大阪を飛んだら、何時間で着くのか? 渋滞なしの空の旅、その所要時間を試算してみました。

「空飛ぶクルマ」とは、「電動」「自動操縦」「垂直離着陸」が一体となった次世代の乗り物です。
諸外国でも新たなモビリティとして機体開発が進んでおり、まさに未来を感じさせるロマンの塊です。
最大の利点は移動時間の短縮。目的地まで直線的に進み、信号や渋滞に一切縛られない空路なら、ストレスフリーな移動が実現します。
今回は、東京駅から新大阪駅までを想定して試算してみました。

東京-大阪間へのアクセスは新幹線や夜行バス、クルマなど様々な方法が考えられます。
●新幹線(のぞみ)
最速で約2時間30分。快適かつ時間も正確ですが、お盆期間は片道1万5000円前後と割高に。さらに自由席争奪戦や混雑で、荷物や子ども連れにはややハード。
●夜行バス
片道5000〜1万円とリーズナブル。ただし、所要時間は8〜10時間と長く、シートも限られたスペースのため、到着時には疲れが残りがち。
●自家用車
渋滞がなければ約6時間30分。しかし、お盆のUターンラッシュでは10時間超えも珍しくありません。高速代とガソリン代を合わせると片道2万円近くになり、時間・コストともに負担大。
このように、様々な移動方法がありますがどれも一長一短でした。

では、実際に空飛ぶクルマで移動するとどうでしょうか。
検証対象は、大阪万博でデモフライトを行った 株式会社SkyDrive「SKYDRIVE」 モデルです。
仕様は以下の通りになります。
・最大巡航速度:100km/h
・航続距離:15〜40km
・燃料:バッテリー
【前提条件】
・東京〜大阪間の直線距離:400km
・1回のフライトで進める距離:40km
・充電またはバッテリー交換時間:15分
・各区間ごとに離着陸+充電(合計9回)
【試算結果】
・飛行時間:4時間
・充電・交換時間:2時間15分
・合計:6時間15分
渋滞はゼロ、移動中のイライラもゼロ。コスト面は現時点では未知数ですが、快適性は抜群です。