
シント=トロイデンVV(STVV)所属のパリ五輪U23日本代表MF山本理仁が、ステップアップ移籍を望んでいる模様。かつて東京ヴェルディ、ガンバ大阪に在籍していた有望株に、2025/26シーズン終了後にフリーでSTVVを離れる可能性があるという。
山本の去就を巡っては、ベルギー『Voetbal』が2025年5月の時点で「彼とSTVVの契約は来シーズン終了まで残っている」とした上で、「来シーズンもSTVVでプレーするかどうかは分からない」と報道。結局、今夏の移籍期間ではSTVV残留に落ち着いたとみられる。
しかし、ベルギー『HBVL』が8月28日に伝えたところによると、山本本人は「ブンデスリーガかプレミアリーグでプレーしたい」「今季は10ゴール10アシストをマークしたい」とコメント。2026年6月に契約満了を迎えるだけに、2025/26シーズンの成績次第では移籍金ゼロでの欧州5大リーグ挑戦が実現する可能性は十分考えられる。
現在23歳の山本は、東京Vの下部組織出身。2022年7月にG大阪へ移籍すると、わずか1年でSTVVへ期限付き移籍。海外挑戦1年目からリーグ戦33試合に出場したが、2024/25シーズンは20試合の出場で1アシストとやや物足りない成績だったが、今季は開幕から全6試合スタメン出場で1ゴール1アシスト。8月29日開催のサークル・ブルッヘ戦でもフル出場するなど、チームの上位躍進に貢献している。
なお、山本は2024年3月、インターネット動画配信サービス『DAZN』制作番組『内田篤人のフットボール・タイム』に出演した際にも「プレミアリーグは最終的に行きたい」とコメントしていた。プレミアリーグをはじめ欧州5大リーグ行きへのこだわりが強いとみられるだけに、今季にかける思いは相当強いはずだ。