アーセナル 写真:Getty Images

 ブンデスリーガの今2025年夏の移籍市場は最終局面を迎え、各クラブが補強と放出を急ピッチで進めている状況だ。特に有力クラブは資金面や選手構成をにらみながら、交渉を続けている。

 その中で、プレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッドが、ブンデスリーガのシュトゥットガルトに所属するドイツ人FWニック・ウォルトメイドを約7000万ポンド(約139億円)で獲得する見込みとなったとUKメディア『The Standard』が伝えた。

 この取引によってシュトゥットガルトの資金力が増し、アーセナルに所属するポルトガル人MFファビオ・ビエイラの移籍実現に向けた可能性が高まっているようだ。アーセナルとシュトゥットガルトのクラブ間交渉は以前から続いており、移籍金を巡る調整が移籍市場閉幕日直前まで続くとみられている。

 ビエイラは2022年夏にポルトガル1部のポルトから3000万ポンド(約59億5,408万円)超でアーセナルに加入した。加入初年度は公式戦33試合に出場して2ゴールを記録したが、その後は出場機会を減らした。昨2024/25シーズンは古巣ポルトへローン移籍し、45試合で5ゴールを挙げている。今2025/26シーズンはここ1か月アーセナルで練習に参加しているが、公式戦でメンバー入りはしていない状況だ。

 アーセナルは複数の選手を放出候補としており、ビエイラも含まれている。MFサンビ・ロコンガやFWリース・ネルソンも新天地を模索しており、さらにDFオレクサンドル・ジンチェンコが退団する可能性もさまざまなメディアで報じられている。