岡哲平 写真:Getty Images

 FC東京は8月27日に行われた天皇杯準々決勝で、浦和レッズに2-1で勝利。FWマルセロ・ヒアンが2ゴールを奪ったが、その一方でMF金子拓郎に先制ゴールを奪われたシーンにおけるDF岡哲平のプレーが波紋を呼んでいる。

 0-0で迎えた42分、自陣左サイドライン際にいた岡はワンタッチでセンターサークル付近へパスを供給も、ボールは相手選手のもとへ。浦和がショートカウンターを仕掛けると、最後は左サイドからペナルティエリアに侵入した金子が左足からシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。

 このショートカウンターの際、岡は走りながら帰陣しているが、同選手の目の前を金子が全速力で横切り、ゴール前へ。金子に追い抜かれた岡は、走るスピードを上げたものの、金子のシュートをブロックすることはできなかった。

 岡としては、ボールが相手選手に渡った時点で自陣ペナルティエリアに向かってスプリントすれば、金子とマッチアップしてシュートを防げた可能性もある。金子にパスが通らなかった可能性も考えられるだけに、帰陣の際にスピードを緩めたともとれるプレーが失点に繋がった格好だ。

 ネット上では、中継映像から金子の先制ゴールのシーンのみを切り取った動画が拡散。岡に対して状況判断や一部プレーの改善を求める声が挙がっているが、同選手はハーフタイムで途中交代。直前の失点であるだけに、懲罰交代である可能性も考えられるところだ。