旗手怜央 写真:Getty Images

 スコットランド1部セルティック所属MF旗手怜央は、9月開催の国際親善試合(対アメリカ代表、メキシコ代表)へ臨む日本代表のメンバーから落選。先日、サウサンプトンからブレーメンへ期限付き移籍したDF菅原由勢に関する去就報道を通じて、森保一監督のメンバー選考基準が明らかになっているが、旗手にも電撃移籍の可能性が考えられる。

 旗手の去就を巡っては、ブラジル人ジャーナリストのジョアン氏が7月中旬にポルトガル1部FCポルトからの関心を報道。「彼はポルトからの関心と問い合わせに心を動かされ、移籍を望んでいる」と伝えているほか、英紙『サン』もウディネーゼなど複数クラブからの関心を報道。ただ、いずれのメディアも交渉や正式オファーの有無には触れていなかった。

 セルティックの主力選手として活躍している旗手だが、チームはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)プレーオフでカザフスタン国内クラブに敗北。本戦出場を逃したことが、FIFAワールドカップ北中米大会での日本代表入りを目指す同選手の将来に影響を与えるかもしれない。

 森保監督は日本代表のメンバー選考をするにあたり、欧州5大リーグでプレーする必要性を一部選手に訴えている模様。イギリス『デイリーエコー』が23日に伝えたところによると、サウサンプトンのウィル・スティル監督は「菅原に退団の可能性はある」とした上で、「彼は日本代表の監督(森保一)から、『代表チームに招集されるためには、欧州5大リーグでプレーする必要がある』と言われている。これも退団に向かっている要因のひとつだが、他にもいくつかある」とコメントしていた。

 数日後、菅原はブンデスリーガ所属ブレーメンへ期限付き移籍したものの、日本代表には招集されず。本人は欧州5大リーグなど上位カテゴリーでコンスタントにプレーする必要性を痛感したはずだ。