
今2025年夏の移籍市場の閉幕が迫る中、プレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッドのFWアレクサンダー・イサクは、クラブを離れたい意向を明確にし、チームから離れているが、クラブ側は公式声明で「チームに復帰する決断をすれば歓迎する」と発表している。
そのイサク獲得を諦めていないのはリバプールだ。同クラブは交渉の行方を注視しているが、成立までの時間は限られている。イサクが今夏にリバプールへ移籍を実現できるかは依然として不透明であり、交渉が難航する中でクラブは代替案の検討に踏み切っているようだ。
UKメディア『GiveMeSport』によると、ニューカッスルがイサク放出を阻んだ場合、リバプールは移籍市場最終日にラ・リーガの強豪レアル・マドリードのFWロドリゴ獲得へ超巨額のオファーを準備する可能性があるという。
リバプールはすでにFWヒューゴ・エキティケやMFフロリアン・ビルツを加え、攻撃陣を強化してきたが、さらなる補強を模索しているようだ。また、クラブはDFトレント・アレクサンダー=アーノルドをマドリードへ送り出したことを踏まえ、今度はマドリード側から選手を迎えたいようだ。
ロドリゴについては、マンチェスター・シティも獲得に名乗りを上げており、自らを有利な立場にあると見ているという。アーセナルもローンでの同選手獲得交渉に前向きと報じられている。さらにロドリゴ自身も退団を真剣に検討していると伝えられ、争奪戦の行方が注目されている。
また、イサク移籍の条件については厳しい現実があるようだ。UKメディア『BBC』のFootball Dailyでサミ・モクベル記者は「ニューカッスルが2人のストライカーを獲得し、さらに適正と認める金額をリバプールがニューカッスルに提示する必要がある」と説明している。
さまざまな報道によれば、イサクの移籍に対するニューカッスルの要求額は1億3000万ポンド(約258億円)から1億5000万ポンド( 約298億円)に及ぶ可能性があり、リバプールがこの巨額に応じるのかは不透明だ。移籍交渉は本格化したと伝えられており、今後の進展が注目されている。