アンデルソン・ロペス 写真:Getty Images

 かつて横浜F・マリノス、町田ゼルビアでプレーしていたFWンダウ・ターラは、2024シーズン限りでFC大阪とFCマルヤス岡崎を退団。しばらく欧州でプレーしていたが、8月28日にシンガポール1部BGタンピネス・ローヴァーズFCへの移籍が正式決定している。

 現在26歳のターラは、セネガル人の父と日本人の母を持つストライカー。札幌創成高校、新潟医療福祉大学を経て、2021年に横浜FMへ加入すると同時に町田へ期限付き移籍。プロ1年目にJ2リーグで2試合の出場にとどまると、横浜FM復帰で迎えた2年目も、J1リーグで1試合の出場とプレータイムを確保できなかった。

 そして2022シーズン途中でFCマルヤス岡崎へ期限付き移籍すると、2023シーズンには横浜FMからFC大阪へ完全移籍。FC大阪でもJ3リーグ2試合の出場に終わり、同シーズン途中で期限付き移籍により岡崎へ復帰。結局、2024シーズン終了後に岡崎を期限付き移籍期間満了により退団したほか、FC大阪からも契約満了を告げられた。

 FC大阪と岡崎を退団した後、2025年1月からナッシャー・ライオンズFCでプレーしていたターラ。マルタプレミアリーグではスタメン出場3試合、途中出場5試合でノーゴールという結果に。ただ、カップ戦では2試合の出場で1ゴールをマークしていた。

 タンピネスへの加入により、シンガポール1部リーグの舞台でロペスとピッチで対峙する可能性も。2022年のJ1優勝、2023年から2シーズン続けてJ1得点王と、横浜FM在籍時に複数のタイトルを手に入れたロペスは、2025年7月に横浜FMから強豪のライオン・シティ・セーラーズFCへ完全移籍したものの、2025/26シーズンのシンガポール1部リーグで開幕から3試合つづけてノーゴールと結果をのこせていない。2022年に横浜FMでチームメイトだったターラとロペスが、今度は対戦相手として再会するかもしれない。