そこに「誰もいなかった」という事実
しばらくして、山頂から戻ってきた兄にジェフリー氏はさっそく写真を見せ、あの場所にいたかと尋ねた。しかし、兄の答えは彼の混乱をさらに深めるものだった。「その時間、山頂付近にいたのは自分だけだった。そして、写真の場所に自分は行っていない」
兄を確認するために撮った写真が、正体不明の何かを記録した一枚に変わってしまったのだ。他に登山者はいなかった。では、あの人型のシルエットは一体何だったのか。謎は深まるばかりだ。
正体は宇宙人か、幽霊か、それとも…
困惑したジェフリー氏は、この写真の正体について何か分かる人がいるかもしれないと考え、Facebookのアウトドア関連グループに投稿した。すると、この投稿は瞬く間に拡散され、様々な憶測が飛び交うことになった。
「見落としていただけの他の登山者だ」「自然が作り出した岩の形だろう」といった現実的な意見もあれば、「山に現れた宇宙人ではないか」「この山に宿る幽霊かもしれない」といった超常現象と結びつける声も数多く上がった。
コロラドの険しい山頂に一瞬だけ姿を現し、消えていった謎の人影。それは我々の知らない未確認生物なのか、それとも単なる目の錯覚なのか。あなたには、このシルエットが何に見えるだろうか。
参考:Coast to Coast AM、ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。