しかも今回は運が悪いことに、直近の釣況が思わしくない。取材日二日前に48〜49cmが各1枚ずつ出たとはいえアタリは少なく、場所を間違えるとオデコ続出の状況だ。

それでも前日には45〜46cmが出たので完全に口を閉ざしてしまっているわけでもなさそう。つまり、まだやりようはある。

吉田康雄

「エサですかねぇ」

 

吉田お得意のセットでやるかい?

吉田康雄

「いえいえ、それはカンベンしてください。せっかくの大型釣りですから両マッシュ一本でやりたいです」

 

こだわりかな?

吉田康雄

「そんな大それたものではありませんが、マッシュをさわる機会が少ないボクにとっては、それ自体が楽しみでもあるんですよ」

 

なるほどね。セットはほかの釣り場でもやれるが、マッシュはここでしかやれない。そういうことね?

 

吉田康雄

「はい。なのでエサはマッシュ系各種と、マッシュとの相性がいい麩系エサを用意するつもりでいます」

 

竿は?

吉田康雄

「関口さんからの情報を元に9〜21尺まで用意します。何がないなどとあとで泣きっ面をみせたくないですから」

 

あれ?、オレ何かアドバイスしたっけ?

吉田康雄

「教えてくれたじゃないですか⁉ 沖めがいい時があるし、流れ対策で短竿も持ってきたほうがいいって。もう忘れたんですか(笑)」

 

でしたでした。

実釣は次回

こうして事前準備を万全に整えた吉田。出舟は5時30分だが、その1時間半前にレンタルボート笹川に到着。天候は晴れで朝の気温は24度と、都心部や関東内陸部と比べて過ごしやすい朝を迎えた。ところで吉田の早着にはそれなりの理由があった。詳細は次の号で……。

吉田康雄

「引っ張りますねー」

 

次回も「3年目の挑戦in片倉ダム」です。

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【3年目の挑戦in片倉ダム:第1回】果たして大型は釣れるか(提供:週刊へらニュース編集部・関口)