板倉滉 写真:Getty Images

 オランダ1部エールディビジの強豪アヤックスに所属する日本代表DF板倉滉はキャリアの中で重要な一年を迎えているようだ。今2025年夏に加入した同クラブで存在感を示し、来2026年夏に日本代表としてFIFAワールドカップ出場を果たすことを目標に掲げている。

 オランダメディア『デ・テレグラーフ』のマイク・フェルべイ記者とのインタビューで、その強い決意と準備が明らかになった。
 

 板倉はアヤックスで成功するため、多額の費用をかけて専属シェフを日本から呼び寄せているという。滞在先とは別のホテルの厨房を借り、日々の食事を任せていることを明かした。食事管理に徹底して取り組む理由について、「体のため。ケガをしたくない。アスリートにとって食事はケガを防ぐために重要」と説明している。

 また、板倉にとってUEFAチャンピオンズリーグ(CL)に出場することは、アヤックス加入を決断した大きな要因のひとつだったようだ。

 板倉は同インタビューで「タイトル獲得のためにオランダに来た。個人の目標としては、できる限り多くの試合に、できる限り良いコンディションで出場したい。エールディビジでも、カップ戦でも、CLでも、そして日本代表でも」と語り、高い目標を明確にしている。

 さらに、アヤックスで初の日本人選手となったことについても誇りを口にした。「それも決め手のひとつだった。この挑戦を受けたかった。まだ来たばかりだが、自分のパフォーマンス次第で日本人の価値をアヤックスに示せると思う」と語り、挑戦者としての姿勢を示している。

 ここまで板倉はアヤックスで、8月17日に行われたリーグでのゴー・アヘッド・イーグルス戦(2-2)77分間の出場にとどまっている。以降の試合は筋肉の問題により欠場しており、今後のコンディション回復が注目される。