撮影=キモカメコ佐藤

2026年3月に開催を予定している第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。その視聴を巡って、日本国内で批判の声が相次いでいる。

■2026年WBCの中継は「ネトフリ」だけ

アメリカ発の定額制動画配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」公式は26日、WBC全47試合の日本における「独占生放送権」を獲得したと発表。これによって日本国内では地上波で中継される可能性がなくなった。

その背景には放映権料の高騰が噂されている。国内テレビ局が手出しできない数百億円規模にも釣り上げられているという予測もあり、野球解説者・高木豊氏は26日にアップした自身のYouTube動画で「日本は金出すからだよ。絶対、足元見てるって」「カモにされてる」とWBC側を批判した。

■前回優勝時は42.4%の視聴率

前回大会(2023年)では、準々決勝の日本対イタリアが48.0%、決勝戦の日本対アメリカは42.4%という極めて高い視聴率を地上波で記録してきたWBC。

決勝戦を生中継したテレビ朝日は、平日午前中の試合にも関わらず全国で約5,463万人が視聴したと発表しており、同日夜に同試合を録画放送したTBSも視聴率22.2%と高い注目度を集めていた。

■ABEMAに救いを求める声も…

前回の日本優勝時、街頭モニターや家電量販店の店頭、飲食店のテレビではその瞬間が映し出され、日本中のファンが歓喜した。

その状況が一変しそうな今回の発表に、ネットでは「まじ有り得ない」「契約出来ない方は見ないで下さいですか?」「ネット回線引いてない飲食店とかパブリックビュー施設はどうなるんだよ」「サブスクに入れない小学中学生可哀想」と困惑する声が…。

一方で、「サッカーワールドカップを無料で全試合配信したAbemaがどれだけ神対応だったかよくわかるわ」「abemaが金だしてNetflixと共同で…」「ABEMAが全試合無料放送やって欲しいレベル」と、動画配信大手・ABEMAに期待を寄せる声もあった。

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(文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤