松尾佑介 写真:Getty Images

 浦和レッズは8月27日に行われた天皇杯準々決勝で、FC東京に1-2で敗北。試合後、FW松尾佑介の守備陣に対する辛辣なコメントが話題になっている。

 浦和は8月22日開催のJ1リーグ・柏レイソル戦で逆転負けを喫すると、FC東京戦でも前半にMF金子拓郎のゴールで先制したものの、後半にFWマルセロ・ヒアンの2ゴールで敗れた。

 Jリーグ公式サイトによると、松尾は試合後、前半は良い内容ながら、後半相手が強く来るようになって流れが変わった理由を訊かれると「いつもどおりですね」と切り出した上で、「そうなったときにロングボールを使ったり空いているスペースを探さないといけないんですけど、ウチのディフェンス陣がそれができないので、変なところでボールを奪われる回数が多くなってしまった」とコメント。守備陣に対して苦言を呈すると、FC東京との違いについてこう述べたという。

 「空いているスペースは裏にあるのですけど、そこを使わないので。相手と同じように、ただ使うだけでいいんですけど。そこのビルドアップのチョイスミスが多過ぎるので、ああいうふうに良い形を作られてしまったと思います。受け手もしんどいシチュエーションで受けることが多くなってしまいますし、良いときは裏と手前の使い分けができるんですけど、それができなくなってしまう。相手はただマンツーマンでハメてきているだけなので、前の選手を使ってリカバリー、セカンドボール回収ができれば。相手がそれをやって、ウチができなかっただけですね」

 守備陣のプレー選択等を批判する松尾のコメント内容は、SNS上で話題に。浦和サポーター等からは同選手の試合回顧に対する納得の声が挙がっているだけに、31日のアルビレックス新潟戦まで、戦術面での早急な改善が求められる。