
名古屋グランパスは8月27日に行われた天皇杯準々決勝で、サンフレッチェ広島に2-4で敗北。試合後、ゴール裏のサポーターからブーイングが沸き起こったが、外国人ジャーナリストが長谷川健太監督を批判するとともに、山口素弘GM(ゼネラルマネジャー)の解任論を唱えている。
名古屋はJ1で16位と残留争いを強いられるなか、天皇杯準々決勝では前半で3失点。後半キックオフ早々にもゴールネットを揺らされると、その後はFW永井謙佑とFW山岸祐也のゴールで2点を返したが、途中出場のFWキャスパー・ユンカーはゴールを奪えなかった。
広島相手に地力の差を見せつけられた名古屋だが、Jリーグの移籍市場に精通しているジャーナリストのダニーロ氏は試合後に「今季最悪の守備」と試合内容を批判し、「長谷川監督は絶対に解任されるべきだ。彼が残ったら、名古屋は100%降格する」と指摘している。
長谷川監督の解任論は以前から飛び交っていたが、ダニーロ氏は山口GMの責任も追及。J2降格の可能性がある中、同GMからサポーターに対する直接的な説明がないだけに、「山口GMが最後に話したのは数ヶ月前だ。彼は今、どこに隠れているんだ?サポーターが求めているように、責任をとるべきだ」と、長谷川監督との“ダブル退陣”を訴えている。
名古屋は2025年夏の補強でも過ちを犯している。ブラジル1部フルミネンセからFWレレを期限付き移籍により獲得したが、FIFA(国際サッカー連盟)の規定により、公式戦でのプレーが不可。すでにブラジル2部アトレチコ・ゴイアニエンセが同選手の獲得を公式発表している。