
日本サッカー協会(JFA)は8月26日、10月14日に東京スタジアム(味の素スタジアム)で日本代表対ブラジル代表を開催すると公式発表。ブラジル戦のチケット追加販売も決まり、FWネイマール(サントス)とMF久保建英(レアル・ソシエダ)やMF三笘薫(ブライトン)、MF堂安律(アイントラハト・フランクフルト)らの直接対決が期待される一方、チケットの転売行為が相次いでいる。
JFAは7月13日10時より、JFA公式サイト「チケットJFA」で価格変動制「ダイナミックプライシング」により、東京スタジアム開催のチケット一般販売を開始したが、数日以内に完売。8月30日から合計3,500枚を追加販売するが、ダイナミックプライシングによりカテゴリー1(メインスタンド、バックスタンド下層)で大人1名あたり47,000円、カテゴリー6(ゴール裏)で13,000円など、高額な価格設定となっている。
この追加販売を前に、チケット売買仲介アプリ『チケジャム』では、およそ100件の転売が。カテゴリー1で定価のおよそ1.5倍にあたる75,000円、2枚セット150,000円で出品されるなど、高額転売が後を絶たない。
日本代表戦のチケットは、「チケット不正転売禁止法」の対象となる特定興行入場券に当たる。JFAは公式サイトを通じて「購入者または入場資格者の氏名・連絡先を確認した上で販売します。販売価格を超える金額での転売など興行主の同意のないチケットの有償譲渡は固く禁止します」と案内している。
こうした転売行為は追加販売後も続くとみられる。JFAチケットでの価格設定が高額であるだけに、転売時の価格が10万円以上に跳ね上がる可能性も考えられる。