
かつてアルビレックス新潟や浦和レッズに在籍していたブラジル人FWラファエル・シルバは、8月27日に移籍先が正式決定。2024年に「3秒」という世界最速退場の不名誉な記録を打ち立てたアタッカーが、わずか半年で所属クラブを変えている。
現在33歳のシルバは、2024シーズン限りでブラジル1部クルゼイロを退団すると、争奪戦の末、2025年2月にミラソウFCへ加入。新天地での活躍が期待されていたが、ここまでコンディション不良や出場停止処分により、ブラジル1部リーグ戦全試合でベンチ外となっていた。
シルバの去就を巡っては、ブラジル『O TEMPO』が8月22日、同国2部で16位に沈むアメリカMGへ移籍する可能性を報道。すると、アメリカMGは27日になって同選手の獲得を公式発表。2025年12月までの期限付き移籍により加入したが、一定の成績で買い取り義務が発生するという。また、アメリカMGは先日、かつて川崎フロンターレや横浜FCに在籍していたDFマギーニョを獲得しており、元Jリーガーがタッグを組むことになった。
シルバはかつて2014年8月から2016シーズンまで新潟に在籍。J1リーグ戦47試合の出場で19ゴールと結果を残すと、2017シーズンは浦和でプレー。リーグ戦で2桁ゴールを挙げたほか、AFCチャンピオンズリーグの優勝にも貢献した。
1シーズンで浦和を退団した後は、中国の武漢やクルゼイロ、韓国1部・全北現代でプレー。2023年末にクルゼイロへ復帰したが、2024シーズンはブラジル1部リーグ開幕戦から9試合続けてスタメン出場した後、ハムストリング負傷等により長期離脱。復帰初戦で試合開始3秒後、ボールとは関係ないところで相手選手に肘打ちし、レッドカードを貰ったことで注目を浴びていた。