
プレミアリーグのウェストハム・ユナイテッドは今2025/26シーズンの序盤から厳しい状況に直面している。リーグ戦ではサンダーランドとチェルシーに大敗し、リーグカップではウルバーハンプトン・ワンダラーズに敗れて2回戦で姿を消した。こうした結果により、グレアム・ポッター監督に対する圧力は一層強まり、夏の移籍市場閉幕前の動きがクラブの行方を大きく左右する可能性が高まっている。
その中で浮上したのが、ブンデスリーガのバイエル・レバークーゼンに所属するスペイン人MFアレイクス・ガルシアへの関心だ。ドイツメディア『Kicker』によれば、ウェストハムはこの28歳の元マンチェスター・シティ(2015-2020)所属選手に具体的な関心を示しているという。ガルシアはビジャレアルでキャリアを始め、2015年にわずか15歳でリーグ戦デビュー。その後シティへ加入したが、5試合の出場にとどまり、ラ・リーガのジローナ(2017-2019)等へのレンタルで経験を積んだ。
その後、ルーマニアのディナモ・ブカレスト(2020-2021)やスペイン2部のエイバル(2021)を経て、2021年にジローナへ加入。クラブが2部から昇格し、2023/24シーズンにはラ・リーガ優勝争いに加わるまでの過程を支えた。ジローナでの活躍を経て、2024年に1800万ユーロ(約31億円)でレバークーゼンへ移籍した。
ドイツでの1年目となった昨2024/25シーズン、ガルシアは公式戦42試合に出場し、5ゴール4アシストと計9得点に関与した。UKメディア『LondonWorld』の報道によれば、レバークーゼンは移籍金を2000万ユーロ(約34億3,126万円)に設定している。ただし、現時点では正式な入札は行われておらず、またガルシア本人が5年ぶりのイングランド復帰を望むかどうかも不透明な状況とのことだ。なお、同選手とレバークーゼンの契約は、2029年6月30日まで残っている。