アーセナル 写真:Getty Images

 プレミアリーグの移籍市場は閉幕が近づいており、各クラブの動向に注目が集まっている。財務規制の影響で例年に比べて取引は減少しており、今2025/26シーズンが始まり、多くのクラブで戦力の問題が明らかになる中、移籍市場最終週の動きが重要となっている。

 そんな中、セリエAのアタランタに所属するFWアデモラ・ルックマンは今2025年夏の移籍を強く望み、チェルシーとアーセナルが動向を注視しているとUKメディア『Caught Offside』が報じている。

 同メディアによると27歳のルックマンは、2024年バロンドール投票で14位に入った実力者だが、アタランタとの関係は急速に悪化。クラブに正式な移籍希望を提出し、SNSからアタランタ関連の投稿を削除、単独で練習を続けながらロンドンに拠点を移すなど強硬姿勢を見せている。

 関心を示すクラブは、プレミアリーグのチェルシーとアーセナル以外にマンチェスター・シティ、トッテナム・ホットスパー、アストン・ビラ、さらにラ・リーガのアトレティコ・マドリード、セリエAのナポリも含まれるが、正式オファーの状況は現時点では不明だ。

 また、マンチェスター・ユナイテッドでは、MFコビー・メイヌーが退団に前向きであるとUKメディア『3 Added Minutes』で報じられている。20歳のメイヌーはルベン・アモリム監督の下で出場機会を失い、契約更新交渉も数か月停滞している。残り契約は2年未満となっており、今が売却の好機とみられているが、移籍先は具体的に浮上していない。ユナイテッドにとって有望なアカデミー出身選手の流出は大きな痛手とも伝えられている。

 さらにクリスタル・パレスは、MFエベレチ・エゼの後継者候補としてリバプールMFハーべイ・エリオットをリストアップしている。22歳のエリオットはアルネ・スロット監督の下で出場機会が限られており、移籍による出場機会確保を望んでいるようだ。