浜名湖独特の潮流に翻弄され、撤退を余儀なくされた前回。じつは始発までの間、場所を変えてジグサビキを楽しんでいて….!?
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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター田中優丞)
始発まで帰れない
バケモノカサゴを釣り上げたあと、激流に見舞われ釣り場を後にした前回。このままおとなしく駅構内で電車を待つつもりでいたが、ふと反対側の水路に潮流に流されないポイントがあることを思い出した。

暇つぶしにジグサビキ投下
時刻は午前5時。JR豊橋駅行きの始発は6時12分。そう、小一時間だけ時間があるのだ。となれば、時間ギリギリまで釣りを楽しむのが釣り人というものだ。
潮流の勢いが相殺される角側に移動しサビキ針を取り出すも、残念ながらこの日はベイトの回遊が見られなかった。水面の波紋を探しても、水を打ったように静まり返っていた。こうなるともうサビキをキャストする他なく、せっせとジグサビキをセット。
100均釣具で挑戦
100均釣具をこよなく愛する筆者。ジグもサビキ針も、もちろん100均製だ。

1投目からアジ登場!
とりあえず軽くキャストすると、なんと1投目でアジが釣れた。アジという名前の由来は味が良いからと言われている通り、釣り人のポピュラーなターゲットだ。さまざまな料理に化けるため、釣れると嬉しい魚。

お次はサッパ。下処理の手間と骨の硬さから釣り人に敬遠されているが、味は悪くない。今回は塩焼きにして食べてみたが、ししゃものような味がした。

ヒイラギが釣れた。これも釣り人たちから敬遠されている魚だが、じつはとても美味しい魚だったりする。筆者もヒイラギが大好きだ。あのトロッとした食感が病みつきになる。ただ、この魚は死後もヌルヌルの粘液を出し続けるため、他の魚と一緒にしておくのはお勧めできない。包丁を入れる時も滑らないように細心の注意が必要だ。