古橋亨梧 写真:Getty Images

 EFLチャンピオンシップ(イングランド2部)のバーミンガム・シティは、8月24日に行われたリーグのオックスフォード・ユナイテッド戦(1-0)で試合を優位に進め、前半終了間際にMFペク・スンホが決めたゴールで1-0の勝利を収めた。ポゼッションでも決定機数でも上回り、妥当な勝点3を手にした。この試合には、今2025年夏にリーグ・アンのスタッドレンヌから、バーミンガムへ移籍してきた日本代表FW古橋亨梧も先発出場した。 

 UKメディア『Football League World』は、この試合でも不発だった古橋について「8桁の移籍金に見合っていないのでは」という問題があることを指摘し、移籍金1000万ポンド(約20億円)の古橋が現状、期待に応えられていない現状を報じている。しかし同時に「ファンは古橋を早計に判断すべきではない」との考えも示し、古橋の評価を急ぐべきではないとの見方を示している。

 古橋はこの試合で3度の決定機を逃し、無得点で61分にベンチへ下がった。古橋は、前半序盤にスルーパスから抜け出した一対一を枠外に外し、さらにクロスから至近距離でのヘディングもゴール上に外すなど、決定力を欠いた場面が見られた。

 シーズン開幕から3試合で、いまだリーグ戦でゴールはあげておらず、最後にリーグ戦ゴールを挙げたのは1月11日のスコティッシュ・プレミアシップでのセルティック対ロス・カウンティ戦であり、半年以上ネットを揺らせていない。

 一方で、開幕戦のイプスウィッチ・タウン戦(1-1)ではゴールこそ取り消されたが、守備陣を脅かし先制点にも絡むなど存在感を発揮した。ブラックバーン・ローバーズ戦(2-1)では不発に終わったが、オックスフォード戦では得点していても不思議ではない内容であり、単についていなかった試合と同メディアは指摘している。