年齢を重ねれば、自然と大人になれるのでしょうか…。私たちは日常の中で、「この人は精神的に大人だな」「あの人は、いくつになっても子供っぽい」と感じることがあるはず。
では、精神年齢とは一体何を指し、それはどこに差として現れるのでしょうか。Sirabee取材班は、精神年齢が高い人と幼い人の差について聞いてみました。
■自分の人生を自分で決められるか
「毒親で子供をコントロールしようとする家庭は別として、大人になったら、自分の人生は自分で決めるべき。周りに相談するのは大事だけど、最終的に決めるのは自分。
幼い人ほど自分の人生を誰かにどうにかしてもらおうとするし、誰かの助言を勝手に鵜吞みにして、思い通りにいかなかったらその人のせいにしてキレる」(30代・女性)
■「親しき仲にも礼儀あり」ができるか
「最初は礼儀があっても、慣れてくると徐々に図々しくなる幼い人がいる。本当に精神年齢が高い人は、どんなに仲良くなっても相手に横柄な態度はとらない。
同僚、部下、友達、恋人…関係問わず“親しき中にも礼儀あり”ができる人は心が整ってて大人だなって尊敬する」(20代・女性)
■過去を引きずるかバネにするか
「精神的に幼い人ほど過去の失敗をずーっと引きずる。もちろん、誰だって失敗したら落ち込むけど、ただ引きずるだけで反省も改善もしないのは時間の無駄。
精神的に大人な人は落ち込んでも、それをバネに次にいけるし、1回の失敗じゃ諦めない強さもある」(30代・女性)
精神年齢は、年齢や肩書では測れません。むしろ、日々の振る舞いの中ににじみ出る内面の姿勢です。
感情をどう扱い、他者とどう向き合い、自分をどう変えていけるか…そこに精神的な成熟の差が表れます。より良くありたいと願い続ける限り、また自分を意識的に向上させていけば、精神年齢は年齢に関係なく育っていくものなのかもしれません。
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(文/Sirabee 編集部・ 美佳)