元東北楽天ゴールデンイーグルス監督の田尾安志氏が26日、自身のYouTubeチャンネル『TAO CHANNEL』を更新。26日の阪神タイガース戦で逆転負けを喫した横浜DeNAベイスターズ・三浦大輔監督の采配を疑問視した。

【今回の動画】7回好投のケイを交代させたのが「勝負の分かれ目」と分析した高木氏

■阪神が土壇場で逆転

動画では、田尾氏が26日に横浜スタジアムで行われた阪神対DeNAを解説。試合はDeNA先発のケイが好投し、阪神先発・村上頌樹から筒香嘉智が2打席連続ホームランで、2点をリードした。

DeNAが9回表2アウトまで勝っていたものの、大山悠輔にライトスタンドへ飛び込む起死回生の2ランホームランを打たれ、逆転された。

9回裏、ベイスターズもダヤン・ビシエドのヒットなどで1アウト満塁のチャンスを作ったが、小幡竜平がセンターに抜けようかという打球に飛びつき、アウトに。結局阪神が逃げ切って勝利した。

■三浦監督の采配に田尾氏が…

田尾氏は7回裏、1アウト2塁で好投のケイに代打のタイラー・オースティンを送った采配を「ここが勝負のポイントだった」と指摘。

三浦監督の判断について「7回終わった時点で102球。どうってことないんじゃないのと思いましたね。ケイが続投されたらこのゲームが終わるなと、そういうような気持ちで見ておりました」と語る。

そして「ここで7回終わって交代したというね、ここにタイガースの勝機というものが少し出てきたかなという気がしたわけですよね。それをきっちりとものにしたタイガースは、やはり強いなって、そういう印象を持ちました」とコメントしていた。

■7回まで1安打ピッチング

この試合、DeNA先発のケイは7回を投げて被安打1と完璧なピッチング。投球数も102球で、まだ投げられるという状況だった。

もちろんケイの続投を選択し、暑さや疲れなどから崩れる可能性もあるため、「采配ミス」とは言い切れないが、田尾氏は「あそこで流れが変わった」と感じているようだ。

なおベイスターズのチーム完投数は5で、先発投手の調子を考慮せず、100球を目安に代える采配が目立っている。