元阪神タイガースの掛布雅之氏が24日、自身のYouTubeチャンネル『掛布雅之の憧球』を更新。首位・福岡ソフトバンクホークス3連戦に3連勝した北海道日本ハムファイターズ・新庄剛志監督の采配を絶賛した。
【話題の動画】掛布氏が日本ハム対ソフトバンク戦を語る
■日本ハム対ソフトバンク戦を絶賛
22~24日まで行われた日本ハム対ソフトバンクの試合について掛布氏は「普段、阪神中心に見ているからパ・リーグが見る機会がない」と前置きしたうえで「すごい試合だね」と語る。
さらに「高校野球みたいな。トーナメントを勝ち抜いていくような、この北海道での日本ハム対ソフトバンク戦」と絶賛した。
■新庄監督の采配を絶賛「いやらしい」
24日の試合で投げあった日本ハムの伊藤大海とソフトバンクのリバン・モイネロについて掛布氏は「2人のパ・リーグを代表する右左のエース級のピッチャーが引かないもんね」と指摘。
また、新庄監督が3番のソフトバンク・近藤健介を3回敬遠し、山川穂高と勝負してピンチを逃れたことに「4番の山川選手に対して、3番の近藤選手はあれだけ歩かせて。新庄監督もいやらしいね。山川選手からしたら、たまらないよ。左ピッチャーなのに近藤選手を申告敬遠だもん」と持論を展開する。
「これね、新庄野球、ひょっとするとひょっとするんじゃない?」と優勝の可能性に言及した。
■藤川監督には注文も
スタッフが「阪神もこの先勝ち抜かないといけないですね」とツッコミを入れると、掛布氏は「阪神も、勝ち方にこだわる厳しい野球を、ペナントレースのマジックが1桁になるぐらいでしないと。10ぐらいから、ちょっと厳しい野球をやらないと、短期決戦になったときに足元すくわれますよ」と危機感を募らせる。
また、日本ハム対ソフトバンク戦では「ランナーが1塁に出ただけで緊迫感があった」と指摘し、「そういう緊迫感ってのは今年の阪神の戦い方を見ると、強かったという見方が正しいのかもしれないけど、競ってないからね」と掛布氏は語る。
そして「短期決戦を勝ち抜くための戦い方を何試合か考えて、やっていかなければいけない」と藤川監督に提言していた。