元横浜大洋ホエールズ選手の高木豊氏が25日、自身のYouTubeチャンネルを更新。今季フリーエージェント権を取得した阪神タイガース・近本光司のFA移籍の可能性を分析した。
■近本FA移籍の可能性は?
動画では早くも今季フリーエージェント権を取得した選手の「移籍の可能性」をトーク。超目玉として真っ先に名前が挙がったのが、近本だった。
高木氏は近本について、「出塁率が良くて、勝負強い。どこの球団も採りたいだろうな。欲しいところはたくさんある」と指摘した。
■どこが名乗りを上げるのか
進行の森藤恵美は「手を挙げる、挙げないはご本人の権利で想像できない」と前置きしたうえで、「仮にどんな評価なのか他球団も聞いてみたいとなった場合は、どこが名乗りを上げるのか」と質問する。
高木氏は「巨人は絶対欲しいだろうね、1番バッターというのはね。中日も欲しいだろうし、ほとんど欲しいと思うよ。安ければね」と持論を展開した。
■能力を高く評価
パ・リーグについても「ほとんど、どこの球団も欲しい。5億はかかると思う。5億の4、5年だよな」分析。
また、「ソフトバンクも欲しいだろうな。1番近本、2番周東佑京、逆でもいい。相手は嫌だぞ」とソフトバンク入団の可能性に言及する。
日本ハムも獲得に乗り出す可能性があることを指摘し、「やっぱり安定感が1番だよね。ゲームを休まないし、体のサイズ的には小さいかもわからないけど、強さもあるしね。そういう意味ではすごく重宝できる選手だよね」と能力を高く評価していた。
■常に関西の野球チームでプレー
近本は社高校から関西学院大学、大阪ガスと常に関西でプレー。都市対抗野球大会でMVPにあたる橋戸賞に輝き、2018年にドラフト1位で指名されたものの、16年に同じくドラフト1位でタイガースに指名された大山悠輔の時と同じく否定的な声がぶつけられた。
しかし1年目からレギュラーを奪取するとシーズン159安打放ち、盗塁王も獲得。その後も盗塁王を5回獲得し、雑音を実力で黙らせた。
昨年大山がFA宣言した際、引き止めたと報じられていることから、残留が基本線という見方が有力のようだ。
一方で、近年セ・リーグ選手の移籍先として人気で、大阪を本拠地とするオリックスや高額年俸が期待できるソフトバンク、さらには巨人移籍を予想する声も一部にはある。