奈良竜樹 写真:Getty Images

 アビスパ福岡関係者から怒りの声が挙がるなど、波紋を呼んでいる。福岡所属DF奈良竜樹に関する特集番組が先日、地元テレビ局で放送されたが、サンフレッチェ広島サポーターとみられる人物のSNS投稿に、福岡のスタッフである佐川諒氏が反応した。

 8月24日放送のスポーツ番組『夢スポ』(FBS福岡放送)は、奈良への密着特集を公開。番組公式Xアカウントでは「ケガを乗り越えピッチに戻って来た軌跡やカメラに明かした知られざる苦悩など、夢スポ独占インタビューでお届けします」と紹介されているほか、同選手が子供たちに対してメッセージを伝える時の様子が画像でアップされている。

 この投稿に対して、『株式会社NODE』のガイアックスライブコミュニケーション事業部プロデューサー、京葉映像配信技術研究所代表の藤堂和幸氏は、Xで「裏表の激しい人は適度に距離を置くべきだ、という授業かな」とポスト。広島サポーターを名乗る同氏の投稿は瞬く間に拡散されている。

 そんななか、佐川氏は藤堂氏の投稿を引用した上で、「流石にこの発言は許せないです」と怒りをあらわに。「選手だけでなく、関わった沢山の人の想いを土足で踏み躙る最低な言葉だと思います」と批判した上で、「取り消してください」と藤堂氏に対して当該投稿の削除を求めた。

 現在31歳の奈良は、コンサドーレ札幌(現北海道コンサドーレ札幌)、FC東京、川崎フロンターレ、鹿島アントラーズと渡り歩き、2021年から福岡でプレー。キャプテンとしてチームを支えているが、2024年6月に左膝靭帯を手術。長期離脱を余儀なくされたが、2025年3月のYBCルヴァン・カップ1回戦のFC琉球戦で復帰。4月16日の2回戦・栃木SC戦以降はピッチから離れていたが、7月に再復帰している。